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膀胱炎

膀胱炎とは

膀胱炎は膀胱の粘膜に炎症が起きる病気のことで、主に尿道から膀胱へ細菌が侵入することで生じます。細菌感染以外の原因としては、薬剤性の出血性膀胱炎、放射性膀胱炎などがあります。

膀胱炎は女性に多く発症しやすい傾向がありますが、それは陰部や肛門のすぐ近くに尿道口が存在しており、細菌が尿道に侵入しやすいためです。また、女性の方が男性より尿道が短いことも要因の一つです。

膀胱炎の症状

  • 頻尿
  • 排尿時の痛み
  • 尿の混濁
  • 残尿感
  • 腹部違和感

膀胱炎の症状としては、頻尿、排尿時の痛み、残尿感をきたすことが多いですが、発熱を認めることは稀です。

微熱程度に留まることが多いため、発熱を認めた場合は膀胱炎が腎盂腎炎に進行した可能性が考えられます。

検査

膀胱炎を診断するためには、尿検査が必要です。尿中の白血球、細菌、潜血の有無などを確認します。

典型的な膀胱炎では尿検査で判断しますが、経過不良例や腎盂腎炎を疑う場合などは尿培養検査を行い、原因微生物を特定します。

治療と予防

基本的には抗生剤で治療を行いますが、若年者では自然治癒もあるため軽症例では対症療法のみで加療することもあります。

以下は抗生剤の使用例です。

  • アモキシシリン(サワシリン):500mg/回(1日3回)
  • アモキシシリン/クラブラン酸(オーグメンチン)+アモキシシリン:375mg/回(1日3回)+250mg/回(1日3回)
  • レボフロキサシン(クラビット):500mg/回(1日1回)
  • ST合剤(バクタ,バクトラミン):2錠/回(1日2回)

 

排尿時の違和感など膀胱炎を疑う症状を感じたら、すぐに受診し治療を行うことが大事ですが、それと同時に予防も大切です。

水分をしっかり摂りトイレを我慢しすぎない、排尿後は尿道の前方から後方に拭くなど、普段から膀胱炎を来たさない生活を心掛けましょう。

 

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